madmonkのブログ

旅しながら思った事、見た物を徒然なるままに

ロックダウン 17日目 (産まれて初めての政治批判 in ネパール)

 

4月9日

 

カトマンズでロックダウンが始まって17日になる。

 

先月から始まって2週間以上がたつ

 

 

当初の予定では4月頭から解除される予定だったが延期につぐ延期で今のところ4月いっぱいまでとの事だ

 

 

2回目の延期が決まってから心なしか少しづつ町に出ている人が増えてきている印象を受ける。

 

 

ロックダウンの延長と共に国際線の運行停止も同時期までの中止が発表された。

 

 

チャーター便のチケットを取るか、ロックダウンが解除されてから一般販売のチケットを取るか迷っていたのだが チャーター便で帰国する事に決めた。

 

 

当初は、値段が高すぎる為チャーター便をスルーしていた人もチャーター便で帰る事に決めた人は少なくないのじゃないだろうか

 

 

日本に帰ってからPCR検査を受ける必要は無いが、依然として帰国者に対する状況は変わらない。

 

 

検査の為の行列

 

ムダに時間がかかる手続き

 

公共交通機関の使用禁止

 

14日間の自粛 及びそれにかかる費用と手配

 

 

 

 

国の対応力の弱さに憤りを感じる人は少なくないだろう

 

 

ロックダウンで宿に閉じこもっている間、コロナに関する様々な情報を仕入れている。

 

 

 

これでもかと言うくらい憤りや虚無感を感じる毎日だ

 

 

 

特に現在の自分の状況から帰国者に対する帰国後の措置に疑念を感じずには居られない。

 

 

 

成田空港に到着すると機内で1時間2時間待たされ

 

 

 

機内から空港内に移動すると

 

 

 

 

次はコロナに対する検査の為長時間長蛇の列に並ばされるらしい

 

 

 

この際、1つの場所でコロナが拡大している国から帰国した人とそうでない人 どちらも一緒に並ばされているらしい

 

 

 

 

4月3日以降は検疫強化の為、自衛隊が協力し

検査体制は少し整ってきているという情報もある。

 

 

 

検査で検体を採取し終わると

 

 

 

検査結果が出るまでの間政府が指定したホテルで待機する人達と自宅に帰る人に別れるらしい。

 

 

 

自宅で待機という選択肢がある事に疑問を感じざるを得ない

 

 

 

自宅に帰る場合

公共交通機関の使用は禁止されている為

誰かに車で迎えに来てもらうか

自身でレンタカーを借りて帰る事になる。

 

 

 

検査結果が出ていない状況で家族であれ他の誰かに接触を許している事にヒドイ憤りを感じる。

 

 

 

検査結果が出ていない状態で家族なり友人に迎えに来てもらって車に乗っている時点で

その人が陽性なら同乗者の感染は免れないだろう。

 

そして、家に帰ると一緒に暮らす家族も感染の可能性が必然的に上がるのは脳みそが着いていれば誰にでも容易に分かる事だ。

 

さらに、その一緒に居る家族が仕事や学校、買い物などに行くと その他多勢の人達に感染の可能性が広がる。

 

 

 

厚生労働省や外務省の人たちは、こんな事すら想像出来ていないのだろうか?

 

 

これらの事を考えると

空港での検疫強化は、ただの感染者増産施設以外の何物でもない

 

 

そんな状況の中

 

 

検査のために並ぶ人

 

検査をするために働く人

 

旅客乗務員

 

それら全ての人が感染のリスクを感じながら

大きなストレスを感じているんじゃないだろうか?

 

 

つい、このあいだ

スペインから帰国した女子高生が検疫を通過し

そのまま、その足で国内線に搭乗し沖縄へと帰って行ったのが SNS上で叩かれている。

 

 

ちなみに、その女子高生は検査の結果 陽性との事

女子高生はこの事に関し、「飛行機に乗らなければ航空券をキャンセルしなければいけなかった」と言う。

 

そして、これに対して沖縄県知事は法律上は違反していないという様な事を言った。

 

確かに、空港からの公共交通機関の使用禁止は

要請であり 決して法律で定められている事では無いらしい。

 

この女子高生はコロナの影響による休校の際に、家族でスペイン旅行に行っていたらしい。

 

休校中にスペインに行く家族も大概だが

検査後に帰れる状況を作っている側も大概だ..

この件に関する個人的な意見だが

 

休校中に感染が爆発的に拡がっているスペインに行った家族自体救いようもないくらいの大バカ者達だが

 

飛行機に乗って沖縄に帰った事に関しては国に大きな責任があると思う。

 

彼女は、沖縄行きの飛行機に乗った事に対し「キャンセルしなければいけなくなるから」と言った。

 

これは、海外からの帰国者に対し国が規制を強いたにもかかわらず 何も補償や代変案を提示しなかった事によって起こったのではないのだろうか?

 

国からの補償が用意されていたら彼女は「飛行機に乗る」という選択肢をしなかったのではないか?

 

僕個人も国からの帰国者に対する補償がなさ過ぎると思っているし 多くの同じ状況の人が思っている事だろう。

 

今回の件は、彼女自身 彼女ら家族の軽率な行動が招いた事だが 果たして全ての責任は彼女にあるのだろうか?

 

 

日本国内全体の状況も同じ状況が言える。

 

緊急事態宣言が発令されたが、法による強制力は無く

実質的に緊急事態宣言が発令される以前と状況は変わらない様に思える。

 

みんな コロナに感染したくないが

 

実際には食べて行かなければならないし

家族を養っていかなければならない

 

 

自粛を要請するならば、国からの補償がないと安心して自粛は出来ない。

 

補償が無ければ生きていく為に働く必要があるし

感染拡大を抑える事は出来ないだろう。

 

国は本当に感染拡大を抑えようとしているのだろうか?

 

 

個人的には「強制もしない代わりに責任も持たないし補償もしない」という姿勢を取っている様にしか思えない

 

多くのコロナに対する政策が曖昧で対応が遅い。

 

そして政策に対してSNSなどで世論に叩かれてから政策の変更をしている。

 

対応が遅れてしまう事はしょうがない事かもしれないが1度発表したものを都合良く変更するのは腹が立つ

 

 

必要な事だけど..

 

政策の内容で どれだけ政治家が世間ズレしているか

 

または責任感の薄さなどを感じてしまう。

 

 

国民がコロナウイルスの影響で苦しん経済的な状況から追い込まれているのを本当に理解しているとは思えない

 

 

明日はついに成田へのフライトだ

 

実際にこの目で見て感じた日本の状況なんかをこのブログに書き落としていきたい。

 

 

ってか、めっちゃ長くなっちゃったw

 

 

まだまだ書きたい事は山ほどあるけど..
今日はこの辺にしときます。