秋の初めに旅した話 2020年10月12日 登山当日
朝7時過ぎに目が覚める。
今日も天気が良い
朝食を済ませ、片付けをし
登山の準備を済ませる。
チェックアウトを済ませ駒ヶ岳ロープウェイ行きの
バス停まで向かう。
チケット売り場に着くと行列が出来ている。
果たして、バスにちゃんと乗ることが出来るのか心配になる。
無事にチケットを買い列に並ぶが案の定バスには乗れなかった。
しかし、5分ほどすると臨時便が来て乗る事が出来た。
ロープウェイ乗り場までは30分前後かかったと思う。
バスが到着しロープウェイに乗り換える。
下に見える景色は、程よく赤みがかって紅葉している。
こんな山奥に道も広いスペースも無いのに
どうやってロープウェイなんか設置出来たのかサッパリ想像出来ない。
文明って本当にすごい事出来ますよね。
そんな事を考えてたら到着する。
施設から出ると
そこはもう
アルプスの世界が広がっていた。
数分前までは、身近に見れる自然の景色だったが
やっぱり、森林限界を超えた世界は尊さが違う。
仕事や住んでいる地域の関係で、7年ぶりの日本アルプスだが
仕事辞めてでも、もっと来とけば良かったと思うくらい感動した。
清々しい
空気が澄んでて
視界には人工物は無く
車が走る音や雑音がない
この空間に居るだけでデトックスが始まる。
しばし感動を味わってから目的地への山道を進み出す。
予定では2時間もかからない予定だ。
テント泊をする分、荷物がかさばって重い
しばらく行くと、急な登りに入る。
大勢の人がゆっくりと登って行く
1時間程で登りきると、そこはもう山の稜線上だった。
景色がパノラマに移り変わる。
雲の上って何でこんなに気持ち良いんでしょうね?
近くの宝剣山荘で野営代金を支払う。
本当は駒ヶ岳山荘で支払うのだが、この時はもう駒ヶ岳山荘が閉鎖していたため
宝剣山荘が管理を受け持っていた。
そのため、トイレや水の補給
食料や備品調達は、ここまで足を運ばなければいけない。
ちなみに、テント場から宝剣山荘までの道のりは片道20分強かかるという。
クレイジーですよね〜
実質、野で排泄しろという事ですよね。
テントに居て、出るって思ったら大抵アウトですよね。
女性だと本当大変だと思います。
テント場までの道のりを
ゆっくり、景色を味わいながら進んでいく。
どうして人は普段他人同士ですれ違っても挨拶しないのに
山に来たら突然挨拶を始めるんだろう。
テント場に着く
野営のシーズンは終わりかけのためか、テントは数張り程度
空いてる適当な所を探しテントを張る。
テントを設営していると、1番近くのテントの人が挨拶をしに来てくれた。
年は30半ばから40くらいかな
コージさんと言うらしい
彼は僕より前の前日から泊まっていると言った。
挨拶程度に会話を交わして彼は自分のテントに戻って行く。
同族の臭いが彼からはプンプンした。
そこから設営が完了し靴や服なんかを乾かしながらゆっくりとした。
いやー
山の上って何もしなくても気持ちいい!
っていうか、何もしないのが最高だ。
景色や雰囲気を味わう
それだけでいい。
その日の日中はゆっくりして
夕方に散歩がてらトイレだけ済ませて
テントに潜った。
山での1日目が終わる。